男性ホルモン テストステロンが減少するとどうなる?EDと関係は?

テストステロンとは?

テストステロン 減少

テストステロンは男性ホルモンの一種です。

筋肉や骨の強度を保ち、血液をつくったり脳の働きをサポートしたり、動脈硬化・メタボを予防し、意欲の向上に貢献するといった、男性の生活に大きく貢献しています。

テストステロンは、20代がピークで徐々に分泌量が下がっていきますし、その他、過度なストレスも分泌量の減少要因です。

テストステロンはよく「モテるホルモン」=モテホルモンと巷では呼ばれたりしています。

実際のところは男性ホルモンであるテストステロンの量が多くても女性からモテるとは限りませんが、多少それも関係があることは確かです

テストステロンは、男性らしい骨格や筋肉がしっかりした身体を作り、それは骨や筋肉のみならず、体毛や性機能にも関係しています。

また、内臓脂肪の減少にも寄与しているため、引き締まった体型の維持に作用しています。

さらにテストステロンが性格にも関わりがあることが、最近の研究ではわかってきました。

例えば、テストステロンが高い人はアグレッシブな人が多く、チャレンジ精神やボランティア精神、競争心が強くなる傾向があります。

このようにテストステロンが心身ともに、良い影響を与えていることは明らかで、こういったことが表面化した結果、テストステロン量が高い人は周囲から「魅力のある人」というイメージを持たれることが多くなります。

リーダーシップやチャレンジ精神により、信頼されたり尊敬される場面が増えるため、結局それがモテることに繋がるのです。

逆にテストステロンの量が減ると様々な面で悪影響が出ます。

いちばん顕著なのは、それが男性ホルモンの一種であるため、減少すると男性更年期障害(LOH症候群)を発症することです。

性機能の低下をはじめとして、身体面のみならず、精神的な症状が現れる場合もあります。

テストステロンが減少するとどうなるか

テストステロン 減少

via:あなたの男性ホルモンは大丈夫?(週刊朝日2017年8月4日号)

テストステロンが減少すると血管系の病気のリスクが高まる

テストステロン 減少

テストステロンが減少すると、動脈硬化や心筋梗塞といった、血管系の病気のリスクが高まります。

テストステロンは血管拡張作用があるため、血流促進し、内臓脂肪をつきにくくしていますので、減少してしまうと内臓脂肪がつきやすくなり、活性酸素が増え、動脈硬化に繋がりやすくなり、ひどい場合はさらに心筋梗塞や脳梗塞、狭心症にまで発展します。

血管を拡張させる働きがあるテストステロンが少なくなると血流が悪くなり、ED(勃起不全)も陰茎の血流が大きく関係するため、動脈硬化の影響を受けます。

特に陰茎の動脈は、他の体内の動脈より細いため、EDの症状が現れやすいのです。

糖尿病もテストステロンの分泌を妨げる

テストステロン 減少

テストステロンの低下は、その他にも生活習慣病や動脈硬化の原因になります。

生活習慣病のひとつである糖尿病はテストステロンの分泌を妨げ、またテストステロンが少ない人は内臓脂肪が増えやすい傾向にあります。

このように生活習慣病とテストステロンの低下は、お互いに悪い影響を与えてしまうのです。

テストステロン減少でED!?テストステロンが減少すると勃起を促す成分が作れなくなる。性欲が下がる

テストステロン 減少
テストステロン 減少
テストステロン 減少

テストステロンの分泌が少なくなると、「サイクリックGMP」と呼ばれる勃起を促す物資を十分に作れなくなりEDを発症する原因となります。

さらに性欲が下がることも分かっており、EDの深刻化が懸念されます。

テストステロンと男性更年期障害 LOH症候群

テストステロン減少

テストステロンの減少で男性更年期障害

テストステロンが減少すると、精神的な面にも影響します。

抑うつ感や不安、疲労感、無気力、記憶力・集中力の低下といった症状です。

テストステロンの減少によって起きるこの症状は、男性更年期障害と呼ばれますが、上記のような症状が出たら、テストステロンの減少が原因の可能性があります。

男性更年期障害の症状
【体の症状】
ED、性欲低下、筋力低下、疲労感、ほてり、発汗、頭痛、めまい、など

【心の症状】
イライラ、気力や集中力の低下、不安感、不眠、抑うつ気分など

男性更年期障害は20代でも発生する!あなたのEDは更年期EDかも!?

テストステロン 減少

男性更年期障害の正式名称「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)」は男性ホルモンのテストステロンの分泌量が低下することで発症することが多いです。

テストステロンは、加齢に加え、過剰なストレスなどでも減少するため、20代であっても発症する恐れがあります。

男性更年期障害には、症状によって、「身体症状」「精神症状」「性機能関連症状」があります。

●身体症状・・・関節や筋肉の痛み、発汗・ほてり、睡眠障害
●精神症状・・・うつ症状、不安感、イライラ、集中力の低下
●性機能関連症状・・・性欲低下、ED

また、男性更年期障害になった場合、メタボリックシンドロームの原因となり、動脈硬化が進み、心血管疾患に繋がる可能性があります。

テストステロンは一度減少すると簡単には元には戻らず、医療機関で治療をしつつ、セルフケアをしていく必要があります。

治療法には、漢方薬、ホルモン補充、カウンセリングなどがあり、症状やテストステロンの量にて選択します。

男性更年期障害をケアしていくには、適度な運動に十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事が必要になってきますし、ストレスを発散するために、趣味に没頭したり、異性との交流や交際なども有効です。

また、独りで孤立していると減少傾向になるため、家族や友人などとよく交流するようにしましょう。

男性更年期障害を疑うポイントは「朝立ちの消失」うつ病との鑑別が大切

テストステロン 減少

EDは「男性更年期障害(LOH症候群)」の特徴的な症状の1つでもある。男性更年期障害の原因は男性ホルモンの分泌低下なので、内分泌障害で起こるEDというわけだ。獨協医科大学越谷病院・泌尿器科の井手久満准教授は、男性更年期障害を疑うポイントは「朝立ちの消失」という。

「男性更年期障害は、イライラ、気力や集中力の低下、不眠などの心の症状も伴うので、うつ病との鑑別が大切。うつ病と間違えて抗うつ薬が処方されていると、さらに性欲低下やEDを悪化させてしまいます」

血液検査で測る男性ホルモン(テストステロン)の平均値は年代によって違う。20代をピークに、40代では「13・7(pg/ml)」、50代では「12・0」、60代では「10・3」とされるが、実際には個人差がかなりあり、平均値より低いからといって必ずしも症状が出るとは限らないという。

診療ガイドラインでは「8・5」を治療開始の目安にしているが、人によって幅があるので症状が出ていて平均値よりも低ければ治療(自由診療)が検討される。症状が出はじめる大半は40代後半からだ。では、ED治療薬(PDE5阻害薬)は効かないのか。

「私も研究報告をしていますが、PDE5阻害薬を服用しているとテストステロンが上昇する場合があります。朝立ちの回数も増え、性欲も出てきます。男性更年期障害の症状が強く出るのはテストステロンが急激に低下するときで、その後はリカバー(慣れてくる)することもあるので、PDE5阻害薬で改善する場合もあります」

しかし、ED治療薬が効かなければ「テストステロン補充療法」を行う。欧米では塗り薬が使われることが多いが、日本で認可されているのは筋肉注射のみ。一般的には、1回125mgのテストステロン製剤を2~4週に1回補充する。井手准教授は3回を目安にしているという。

「効く人では、1~2回で症状が改善していきます。症状が軽減してきたら補充の間隔を伸ばしてもいいし、そのまま止めてもいい。患者さんによっては薬が切れてくるのが分かるという人もいます。一部の患者さんでは『調子がいいので』と、一定の間隔で続けている人もいます」

男性更年期障害の治療は、テストステロン値を平均値に近づけるのではなく、症状を治すこと、リカバーさせることが目的になる。筋肉を使うとテストステロン値が上昇するので、適度な運動や脂肪を減らすなどの生活指導も同時に行う。テストステロン補充療法で7~8割の人は症状がよくなるという。

「テストステロンは、過度の飲酒、睡眠不足、肥満や糖尿病があると低下します。逆に分泌を促すのは、筋トレに限らず、ボクシングなどのスポーツ観戦などに熱狂するだけでも有効です」

via:zakzak2017.11.29

テストステロンと肥満!男性ホルモンが少ないと肥満になりやすい

テストステロン 減少

メタボリックシンドロームにも男性ホルモンが影響している

男性ホルモンは、生殖機能を整えたり精子を作るほかに、男性の健康維持や男性らしい体作りのために欠かせません。

男性ホルモンのおかげで、男性らしいがっちりとした、引き締まった筋肉質な体がつくられるのです。

男性ホルモンには主なものに、睾丸で作られるテストステロンや、それから生成されるジヒドロテストステロンなどがあります。

このテストステロンなどの男性ホルモンの分泌量が、ストレスや加齢により低下すると、健康や体型の維持が難しくなってきます。

また、そのことにより男性更年期障害などの症状が出て、内臓脂肪もつきやすくなります。

メタボリックシンドロームなどで問題の内臓脂肪型肥満は、男性ホルモンの減少も影響しているのです。

肥満がテストステロンを減少させている!?

肥満状態になった男性は、体内のインスリンや炎症性サイトカインの分泌量が増え、脂肪の燃焼を促進するアディポネクチンとテストステロンの分泌量が減ってしまいます。

男性の肥満は、ストレスや加齢によりテストステロンが減るとともに、それにより体型も維持できないという悪循環なのです。

研究により、テストステロンが筋肉を増強し、糖の代謝を促進することがわかっていますが、通常、テストステロンの分泌量は20代をピークに、30代以降は減り続けます。

そのため、中年以降の男性が20代と同じような食事をしたり、運動しても肥満になりやすいです。

ただし、テストステロンの分泌量は生活習慣や食事内容を見直し、適度な運動や筋力トレーニングをすることで若い頃に近づけられます。

肥満とテストステロン分泌量の低下を防ぐために、生活習慣を整え、適度な運動をすることが有効なのです。

有酸素運動や筋力トレーニングにより、体型を戻し、性機能や意欲の向上を図れるので一石二鳥です。

病院でテストステロン量を測定することができるため、医師の指導に従い、適正の350~1000ng/dlを目指しましょう。